Lady Green English Salon

英語講師LadyGreenのブログ。現在、翻訳スクール通学中。英語のことを中心に、色々と書き綴っています。

花伝書 The Flowering Spirit 

好きな本はたくさんありますが、1冊だけ選べともし言われれば、迷わず選ぶのが「花伝書」です。
正式には「風姿花伝」。世阿弥の書いた書物。
そんな風に言うと何やら専門的な本なのかと思われるかもしれしれませんが、「花伝書」というタイトルが示す通り、「花とは何なのか、どうすれば真に花のある役者になれるのか」ということを伝える本。
この「花」というのは何も能楽師に限ったものではなくて、私たちが人として魅力ある人であり続けるために、または何かの技術や能力を身に付けそれを維持し続けるために何が必要かということでもあります。

ここに書かれていること、本当に深いです。
何度読んでもその度に気づかされることがあります。

先日ふとこれが読みたくなって、実は英語版も持っているのですが、それをちょっと読み返していました。




今回心に残ったのがこの言葉。

If you have a good understanding of the limits of your ability, you will not lose that particular Flower for your entire life.
But if you think you are more skillful than you actually are, you will lose even the Flower that you formerly possessed.

日本語の原文にはこう書かれています。

わが位のほどほどよくよく心得ぬれば、そのほどの花は一期失せず。
位より上の上手と思へば、もとありつる位の花も失するなり。




仕事をしていて、英語を勉強していて、思い当たることがあるように思います。
実際の自分の実力よりも出来ると思ってうぬぼれてしまったら、せっかく自分が持っていた良いものまで無くしてしまうということ。
自分の実力をよく知り、等身大の自分でいれば、身に付けた実力は失せることなし。

謙虚に学び続けるのが大切ですね。

「花伝書」読まれたことない方は、色んな方が現代語訳されてるので、是非ご一読あれ。
う~ん、と唸らされると思います。
やはり古典は深いわ。








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