Lady Green English Salon

英語講師LadyGreenのブログ。現在、翻訳スクール通学中。英語のことを中心に、色々と書き綴っています。

教育と福祉 

「五体不満足」で有名な乙武さんの公演を聞きに行って来ました。
テーマは「教育と福祉」。う~ん、といろいろ考えさせられました。
難しい問題だなぁと思います。


子供の貧困率というのが、日本は先進国の中で3番目に高いのだとか。
確か一番はアメリカだったかな。
一人親世帯で貧困率が高くなるというのは理解できますが
その一人親が働いているか、いないかで貧困率がほとんど変わらないという話。
アメリカでは一人親でも働いていればかなりの確立で貧困状態から脱出している。
でも、日本ではたとえ働いていても貧困状態から脱出できていない。
いわゆるワーキングプア状態。これだと働く気もそがれますね。
そして、そういう経済状態が、子供に与える影響は大きい。


乙武さんが著書でも書かれているように、子供にとって「自己肯定感」というのが大切。
大変な障害を持って生まれながらも、全く悲観することなく明るく生きてこれたのは、
ご両親や周りの大人達の存在が大きかったのだと。
もしそれがなかったとしたら、もっと投げやりになっていたかもしれない。


でも、子供が「自己肯定感」を得られるためには、まず親が「自己肯定感」を持ってないといけない。
なのに、親自身が自分を肯定できていないことが多い。
その自己否定が子供にも投影されていっているように思います。
私はよく心理学の本を読むんですが、そういう負の連鎖がたくさんあるように思います。
虐待もそうですよね。


子供の頃にどんな教育を受けられるかが、その子の将来に大きく影響を与える。
だからこそ、スタート地点ですでに大きな差をつけられてしまっているというのは、
すごくアンフェアだと思う。でもそれが今の日本の現実。
だから少しでも良い社会にしていけるように私たちが努力しないといけないんだけど
すでに生じてしまっているひずみはそう簡単には直らない。


でも、だからって「こういう家庭に生まれてきたから自分は駄目なんだ」って思って欲しくない。
それこそ正に自己否定。人生最後までわからないんだから逆転のチャンスはあるはず。


私も含めて今大人になってる全ての人が、これまでの人生の中で色んな価値観を育み、
いくつもの間違った思い込みを持ち、時にそれを人に押し付けていたり、する気がします。
大人だからって成熟してるとは限らず、常に変化し、成長していくものだと思う。
大人が子供を教育する、というよりも、まずは大人自身が自分を振り返って、
自分自身を教育しなおすようなことも大切なんじゃないかな。
子供の頃に身につけた型を守るのではなく、型を破っていくことが必要なこともある。
人生ってそいうことの繰り返し。っていう気がしています。


なんか、色々と考えさせられました。またこういう場に行きたいなぁと思います。


最後に本の紹介しておきます。今回のテーマで私の心に浮かんだ本。
直接関連しているわけではないけれど、何かつながってる気がします。


自分を愛する力 (講談社現代新書)自分を愛する力 (講談社現代新書)
(2013/03/15)
乙武洋匡

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鏡の法則 人生のどんな問題も解決する魔法のルール鏡の法則 人生のどんな問題も解決する魔法のルール
(2006/05/10)
野口 嘉則

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それでも人生にイエスと言うそれでも人生にイエスと言う
(1993/12/25)
V.E. フランクル

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Comment

Name - sylphide1832  

Title - 人生の指南書

私もフランクル博士の名著『夜と霧』は何度も読み直しました。
ちょうど亡母が50代後半から生きる希望を亡くして
鬱→初老性認知症となった時期とかぶります。
自分にはおこっていなくても、人生の深い意味とは?と
極限の収容所暮らしの中で博士が同じ収容者たちにカウンセリングを行った美しい行為に胸がいっぱいになりました。
気持ちが折れそうになると、何度も読み返しましたっけ。

人間を動議づける強い気持ちはどうもそのあたりにあるように思います。
同じように弱くはかない者同士。
でも助け合って支えあっていこうという強さはあるということかな?
私よりyoshikoさんにはずっとあるように思いますよ!
2013.09.03 Tue 14:10
Edit | Reply |  

Name - lady green  

Title - Re: 人生の指南書

シルフさん

人の心って不思議なものですよね。
苦しい時だからこそ、強くなれたり、やさしくなれたり。
いや、強くてやさしい人だからこそ、辛いときでもそうあり続けられるのかな?

人って弱くも強くもなれるもの。
だからこそ、辛いときに励ましてくれる存在っていうのが大切なんだろうなと思います。

私はどうだろう?そんな強さがあるかしら?
自分のことで手一杯で、人のことまで思ってあげれないことが多々あります。
2013.09.05 Thu 12:40
Edit | Reply |  

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