Lady Green English Salon

英語講師LadyGreenのブログ。現在、翻訳スクール通学中。英語のことを中心に、色々と書き綴っています。

宮沢賢治と影絵の世界 

宮沢賢治を読んでいると書きましたが、読むのが遅い私。
ちびちびとしか進んでいません。
とりあえず有名どころばかりで、『よだかの星』『セロ弾きのゴーシュ』を読んで、
いま『銀河鉄道の夜』を読んでいるところです。


話は変わって、先日友人と一緒に影絵作家、藤城清治さんの作品展に行ってきました。
写真などでは作品を見たことがありましたが、実物を見るのは初めて。
とっても、とっても素敵で、とってもとっても感動しました。


小さな作品から大作まで非常にたくさんの作品が見られましたが、
特に大きな作品は、本当に素晴らしくて、これだけの物を作るのに
どれだけの根気と時間と延々と繰り返す細かい作業を要したか
そう考えると一層感動的。


所々で、作品へのご本人のコメントが添えられているんですが、
その言葉にもなんだかお人柄が伺えるようであったかい気持ちになりました。


色んなメルヘンな世界を描かれていらっしゃいますが、こんなコメントが。


「この地上にはメルヘンの世界以上に素敵なものが一杯ある」


うろ覚えなのでちょっと違っているかもしれませんが、
この言葉を読んで、彼の目に映るこの世界はきっと子供のキラキラした目に映るような
そんな世界が映っているんだろうなぁと思いました。


同じものを見ても、どんな目を通して見るかで違ったものが映ります。
どちらが正解でも不正解でもない。
でも、だからこそ「美しく輝いて見える」フィルターを持っていたいし、
それこそが人生を豊かにする秘訣ではないかと思います。
藤城清治さんの作品を見ながら、「そうか、世界はこんなにも美しいんだなぁ」と感じました。
私の目には見えないものを彼は見ている。
私も自分のフィルターを磨きなおして、こんなキラキラした世界を見たいなぁ。


今、89歳の藤城清治さんですが、「これからもまだまだ夢の世界を皆さんにお届けしていきます」とのこと。
その心意気にも脱帽です。私も見習いたいわ。病気したからって弱気になってちゃ駄目ですね。


そして、宮沢賢治の話に戻りますが、藤城さん、賢治の絵本も手掛けてるのですね。
なるほど、この二人の世界観、とても通じるものがあると思います。


セロ弾きのゴーシュセロ弾きのゴーシュ
(2012/04/18)
藤城 清治

商品詳細を見る




銀河鉄道の夜銀河鉄道の夜
(1982/12/17)
宮沢 賢治

商品詳細を見る




ちょうど賢治の作品を読んでいるところだったので、何だか不思議なご縁を感じました。



ご興味のある方は、足を運んでみて下さい。
天保山にて開催中です。癒されますよ~。




関連記事

Comment

Name - sylphide1832  

Title - ただびっくり!

実は私はずっと前から藤城清治さんの大ファンです。
那須高原にある美術館にも友人と行きたいねなんて話してました。
3週間ほど前にEテレの「日曜美術館」で特集があったのはご存知ですか?
私は彼の作品を目にすると泣けて泣けて・・・・・。
それは、彼の世界観がこの世界のものではないと感じるからです。
天国にいる近しい人たちにまた逢える感覚になります。
再放送があれば一度ご覧下さい。
かみそりの片刃を使って身を切るように産みだされる藤城さんの作品と賢治の世界は共通点がありますね。
リアルにご覧になったなんて羨ましいです!
2013.09.23 Mon 20:14
Edit | Reply |  

Name - lady green  

Title - Re: ただびっくり!

シルフさん

藤城清治さんお好きでしたか。
「日曜美術館」は残ながら見てなかったです。最近テレビをあまり見なくて・・・。
再放送、チェックしてみますね。

本物の芸術に触れるというのは素晴らしい体験ですね。
シルフさんもそれ程お好きなら、リアルに作品を見れば感動はさらに大きいでしょう。
シルフさんのところからは遠いのかしら?
しばらく開催中のようなので、アクセス可能な距離ならば是非行ってみて下さい。
かなりの量の作品を展示しているので、見応えありですよ!


2013.09.24 Tue 11:14
Edit | Reply |  

Add your comment