Lady Green English Salon

英語講師LadyGreenのブログ。現在、翻訳スクール通学中。英語のことを中心に、色々と書き綴っています。

銀河鉄道の夜 

宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』読み終わりました^^
一度読み終わってもう一度読み返しました。
読み返してみて「あぁ、このシーンはこういう意味だったのか」
と思うところがたくさんありました。
こういう作品は、何度も何度も読み返して、
その度に新しい気付きや発見があるように思います。


なんとも切ない物語なのですが、とっても暖かいものも感じます。
宮沢賢治という人は、とても愛情に溢れた人であったのだろうなと
そんな風に思いました。


「さあ、切符をしっかり持っておいで。おまえはもう夢の鉄道の中でなしに、
ほんとうの世界の火やはげしい波の中を大股にまっすぐに歩いて行かなければ
いけない。天の川のなかでたった一つのほんとうのその切符を決しておまえは
なくしてはいけない。」

銀河鉄道の夜 (岩波少年文庫(012))銀河鉄道の夜 (岩波少年文庫(012))
(2000/12/18)
宮沢 賢治

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ジョバンニに向けられたこの言葉が心にぐっときます。
なんだかちょっと生きる勇気をもらえるような気がします。
もういい大人な私ですが、「ほんとうの世界の火や波の中」に入っていくのが
まだまだ怖いと思う気持ちがあります。
それなりにくぐり抜けてきたとも思いますが。それでもやっぱり怖い。
実は気がちっちゃい私です。


賢治の言う「切符」って何なのかなぁ。


そして、作中にて何度も問いかけられる「ほんとうの幸福」って何だろう。


そんなことを思いながら読んでいました。
何度でも読み返したくなる、そんな作品です。


読みながら、先日見に行った藤城誠次さんの影絵の世界が浮かびました。
私の中でこのお二人の世界はつながっているので
きっとこれからも『銀河鉄道の夜』を読み返すと心に浮かぶのだろうな。


銀河鉄道の夜銀河鉄道の夜
(1982/12/17)
宮沢 賢治

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素敵な作品に出会うととても幸せな気持ちになります。
忘れかけていた大切なものに出会ったような気持ち。
だからやっぱり芸術や文学というのは
私にとってなくてはならない大切な存在です。
そして、この世から絶対になくなってはいけないもの。
私はそう信じています。



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