Lady Green English Salon

英語講師LadyGreenのブログ。現在、翻訳スクール通学中。留学経験なしでどこまで英語力を上げられるか、よりナチュラルな英語を目指して今も修行中。

2014年の洋書リーディング 

今年最後の一冊、無事に年内に読み終われました~。


The Confession: A NovelThe Confession: A Novel
(2011/03/03)
John Grisham

商品詳細を見る



なかなか重たい話だったなぁ。死刑制度の是非を問う、って感じです。
私も改めて考えさせられました。
日本でもこれと同じようなことが起こっているんですよね。
人ってどうしても何かを見るときにバイアスがかかってしまうから
こういうことが起こってしまうのです。
ちゃんと客観的に真実を見れないことがある。
いや、真実を見れないことの方が多い。


今年世間を賑わせたゴーストライター騒動とか、STAP細胞騒動とかも、
バイアスがかかって真実を見破れなかった例なんじゃないかな、と思います。


でも、誰かが悪いと言って人のこと叩くばっかりじゃなく、
自分のことも振り返らなきゃいけないですね。
偏見とか先入観とかって多かれ少なかれ誰しもが持ってるもの。
人のことは気付いても自分のことは気付かないってことよくあります。
差別はいかん!とか言ってても、そういう自分も他のとこで誰かを差別してたりするわけです。
そういうことに段々と気付くようになってくるんですよね、歳とともに。


昔はこういう小説とか読んでいると、もっと純粋にストーリーを楽しみ、
メッセージ性のあるものはあるで、素直にうけとめてたんですが、
歳とってくると読み方が変わってきますね。
自分の中に色んな矛盾を抱えるようになってきて、
登場人物それぞれの立場がそれなりにわかるようにもなり。
そうすると、特に誰かに共感して読む、というよりも、
全ての登場人物の中に自分の一部が投影されているような気がしてくるのです。
これは、こないだ紹介した遠藤周作の「深い河」を読んでいても感じたこと。
以前に読んだときは、登場人物は「自分とは別の他人」として読んでいたのに、
今読むとそれぞれが「自分の分身」のような気がしてくる。
歳とると皆そんな風になってくるんですかね。
皆さん、どうですか?


さて、2014年もあと少しで幕を閉じますね。
最後に今年読んだ本を総括してみよ~う。



Can You Keep a Secret?Can You Keep a Secret?
(2005/12/27)
Sophie Kinsella

商品詳細を見る


これはめっちゃ軽く読めたなぁ。ちょっと軽すぎるか?ていう位でした。
スラング満載。若者向けな感じでしょうか。
まぁ、たまにはいいかな、こういうのも。


Redwood Bend (Wheeler Large Print Book Series)Redwood Bend (Wheeler Large Print Book Series)
(2012/04/06)
Robyn Carr

商品詳細を見る



Robyn Carはもう一冊読みました。こっちは他の作家さんも含めたコンピレーションもの。


That Holiday Feeling: Silver BellsThe Perfect HolidayUnder the Christmas Tree (Virgin River)That Holiday Feeling: Silver BellsThe Perfect HolidayUnder the Christmas Tree (Virgin River)
(2012/06/15)
Debbie Macomber、Sherryl Woods 他

商品詳細を見る



これはどっちも面白かったなぁ。
キンセラとは違って大人のラブストーリーといった感じで、
軽すぎず重すぎず、決して深い内容ではなく割とサクッと読める感じです。
結構好きな感じなので、また読みたいなぁと思います。


Summer on Blossom StreetSummer on Blossom Street
(2009/05/15)
Debbie Macomber

商品詳細を見る



彼女の作品も、さっきのコンピレーションに収録されてました。
結構人気の作家さんみたいですね。
こちらも非常にサクッと読めました。
でも、あんまり印象に残ってないんですよね・・・。


Never Let Me GoNever Let Me Go
(2011/12)
Kazuo Ishiguro

商品詳細を見る



今年読んだ作品の中でこれが唯一の「文学作品」とよべるものでしょうか。
途中ちょっと難しいと感じることもありましたが、
全体として非常に良く出来た作品な気がします。
なんとも言えない独特の世界観が感じられました。
文学的でありながら、ちゃんとストーリーでも引き込んでくれる。
ただ、ある程度の英語力がないと難しいかなぁという気もします。
伏線のはり方とか、ちょっとしたエピソードが後でつながってきたり。
そういうところをうまく拾えた方が物語として楽しめる。
心理描写がとても繊細で、ストーリーだけで引っ張って行くのではない
作家の力量を感じられる作品。言葉の持つ力を感じました。
またこういう作品読みたいなぁ。


The NotebookThe Notebook
(1998/02)
Nicholas Sparks

商品詳細を見る



映画にもなった作品ですね。こちらも人気の作家さん。
一度読んでみたいなぁと思っていたのと、映画も気になっていたので
この作品を選んでみたんですが、私の好みではなかったなぁ。
また他の作品読むと違うのかもしれませんが。
エンディングが私には納得いかない。
ええ、そうやって終わるの?って感じでした。
なんでやねん!って突っ込み入れたくなりました。


あんまりちゃんと記録残してないんですが、たぶん今年読んだのは以上の7冊でしょうか。
だいたい2ヶ月に1冊位のペースですかね。
今年始めに自分の中で設定したペースと一致しているので、
まぁ良かったんじゃないかなぁと思います。
今年は翻訳クラスにも通って、そちらで文献読まされたので
読書ペースは去年よりも落ちてます。でも、上出来かな。


軽いロマンスものが多かったので、来年はもうちょっと重厚なものも読んでみようかな。
グリシャム読んで、こういうのやっぱり面白いなぁと思ったので、
もうちょっと内容やストーリーで引っ張っていってくれる作品を読んでみようかな。
歴史ものとかもいいかも。背景知識が必要ですが、いろいろ勉強になりそうだし。


今年と同じように2ヶ月に1冊位のペースで読んでいこうかと思います。
ちょっと分厚いものにも挑戦してみよかなぁ。


ということで、2014年の総括でした。
読んでいただいてありがとうございます。
また来年もよろしくお願い致します。


よいお年を~!!!



関連記事

Comment

Name - 大阪の主婦  

Title - 

今年もよろしく~♪
遠藤周作のその「深い河」ていうのはどんなんか、アマゾン行ってきたわ。彼はキリスト教信者なのか。。。
三浦綾子もそうじゃなかったかな。

働いてた時に、フィンランドから来た宣教師の息子さんが転校してきてその息子さんの担任をしたときがあってね。
その家族との交流や、聖書研究会にも参加したことあったな。。。

結婚してからも神戸の方の聖書輪読会みたいなのにも参加したわ。
大学がキリスト教だったから、キリスト教には抵抗ないし、礼拝も抵抗がない。

娘が行ってた保育園も教会運営のところで、日曜礼拝なんか行ったことあるんだけど、

悩みがあるときは心静かにそういう場所に参加し、落ちつけたい気持ちがあるねん。

ただ、自分の親が真言宗で仏教。まあだいたいにおいて仏教とが多い中、
自分がキリスト教信仰に傾倒し、

死んだあと、「皆にあえないのではないか」と思うときあるな(爆)キリスト教でのお葬式も残された人に迷惑かけそうとか(汗)

この深い河。。チェックしておくわ~。
2015.01.03 Sat 09:04
Edit | Reply |  

Name - lady green  

Title - Re: タイトルなし

大阪の主婦さん

主婦さんはキリスト教寄りですか?だったら遠藤周作さんお勧めですよ~。
三浦綾子さんも遠藤さんもカトリックですよね。
三浦さんは私の中では「正統派のカトリック」のイメージがあるんですが、
遠藤さんは結構「異端」。
『沈黙』を発表した時は、教会からかなり批判されたようですし。
でも、私は初めて読んだ時すごい衝撃を受けました。こんな解釈があるんだ、って。
遠藤周作のキリスト観をさらに推し進めたところに『深い河』があるんだと思います。
どっちも必読です。
そして、たぶん読み終わった後に「宗教に縛られる必要はない」と感じられるんじゃないかなぁ。
縛られているのは現世の人だけで、あの世では皆いっしょと思います。

私も短大がキリスト系だったので、キリスト教には馴染みがあります。
でも家は浄土真宗。お経を聞いてると心が落ち着く気がします。
お寺も好きだし神社も好きだし教会もOK。典型的な日本人ですかね・・・。
それぞれの好きなところを抽出して、独自の信仰を作り出している感じです。

ちなみに遠藤さんはエッセイも好きでいろいろ読みましたよ~。
『あなたの中の秘密のあなた』とか、心理学お好きな主婦さんはきっと面白いと思いますよ!

なんか遠藤周作の宣伝みたいになっちゃいましたが、
どうぞ今年もよろしくお願い致します♪

2015.01.03 Sat 15:15
Edit | Reply |  

Add your comment