Lady Green English Salon

英語講師LadyGreenのブログ。現在、翻訳スクール通学中。英語のことを中心に、色々と書き綴っています。

Dance Dance Dance 

ちょうど去年の今頃、ダンスの初舞台を踏んだのでした。
あれから一年、去年と同じ場所でまたステージに立ちました。
たぶん去年よりはちょっと成長した自分で。


この日のために一生懸命に練習しました。
暇さえあればステップの練習。
一日一回は練習しようと家で毎日踊ってました。
でもなかなか振り付けが覚えられなくて・・・。
本番前の全員での合同練習でもなかなか上手く踊れず。
しかし、先生には「心配してたよりも踊れているよ!」と
褒められたのかどうかよくわからない励ましをいただき
どんだけ心配されてたん!って感じでしたが。


本番が近付くにつれてだんだん不安になってきます。
あ~、振り付け覚えられへん。
格好良く踊られへん。
ターンの時にこけそうやし。
本番中に頭真っ白になったらどうしよ~。


前日の夜はよく眠れず。


あかん、あかん。
こんなネガティブじゃあかん!
気持ちを前向きに持ってかないと!!!


不安な気持ちのままで迎えた当日でしたが、
皆で集まって最終確認で練習して、
きゃあきゃあ言いながらメイクしてるとちょっとずつテンションが上がってくる。


「メイクばっちししてきてね!」と先生に言われたので
いつもよりも濃い目にメイクしていったんですが
それでも「まだまだ、もっと濃くして!」と指令が。
クラスメイトさんがメイクパレット持ってきてはったのを貸してもらって
アイシャドウをさらに塗り重ねる。
「これで、どうやろ?」
「いや、まだ普通やで」
「ほんなら、これでどう?」
「あ、だいぶ舞台メイクっぽくなってきた。でももうちょっと!」
「こんな感じ?」
「うん、いい感じ!!!」


めっちゃ厚化粧の出来上がり。


普段こんなメイク絶対しないし!


でも、そうやってアイシャドウを塗り重ね
マスカラを塗り重ね
真っ赤な口紅を塗り
鏡の中をのぞいて見ると
いつもとは違う非日常の自分がいる。


ある意味これは解放なのだと思う。
いつも抑えている自分。
目立たないように、周りから浮かないように、
世の中の「ふつう」からはみ出さないように。


でも、この日は「ふつう」からはみ出していい。
思いっきりはみ出していい。
だってこれからステージに上がるんだから。
そして、100人を軽く超える観客たちの前で踊るんだ。
いつもの私の枠組みなんて取っ払ってしまわなければ!


お化粧を、いつもの10倍くらい濃くしたら
ちょっと心もおっきくなって度胸も出てくるような気がしました。


大丈夫、振り付け間違ってもいいから。
みんながいるし。ひとりじゃないし。
それにこれはラテンダンス!
ラテンはやっぱり楽しく踊らなくちゃ!!!


去年も踊った同じ地で
でも今年は去年よりもスケールアップしたステージで
去年の倍以上のお客さんたちの前で
ラテンチームいざ出陣!!!


音楽が流れ始めたら
もう「上手に踊る」とか「振り付け間違えないように」とか
そういうことはどうでもいい気分になってきて
とにかくこのおっきな舞台で
たくさんのお客さん達の前で
大好きな仲間たちと一緒に
大好きなラテンの曲に合わせて
ダンスを踊っているという事実が
とにかく嬉しくなってきて。


ものすごく気持ちよく踊れました。


ああ、嬉しいな。
こうやって踊れることが、嬉しいな。
ダンスって楽しいな。
こんな風に舞台に立てるって楽しいな。


で、クライマックスの振り付け間違えた
みんなと違う方向でターン回ってた(涙)


でも、ステージに上がって、思ったこと。
そっか、間違ってもいいんだ。
失敗してもいいんだ。
上手に出来なくてもいいんだ。
こんな自分でもいいんだ。
この瞬間を生きて、楽しんで、踊っていたらいいんだ。


今、生きて、こうして舞台に立っているということに
大きな意味がある。



本番前の合同練習で、私の友人が言ってたこと。
いつもは別々にレッスン受けてる友達。
久しぶりに一緒にレッスン受けた後にこう言ってた。
「正直●●が踊ってる姿見てるとウルッとくるよ。
踊れるほど元気になったんやなって。」


去年も同じこと言ってたんやけど(笑)
でも、確かに数年前は、薬の副作用で階段の上り下りすらやっとやった。


今でも「また再発するんちゃうか」と不安になることがあるし
仕事のことだったり、人間関係だったりで
しょっちゅう落ち込んだり傷付いたり自分が嫌になったり。


でも、そういうのも含めて自分なんやな。
あかんとこも含めて自分や。
逆にそういうあかんとこあってこその自分でもあるし
それだからこそ出来たこともある。


ダンスは相変わらず下手やし(去年よりは上手くなったけど)
人生もままならないこと一杯あるし上手く行かないことも一杯あるけど
大切なのは上手く踊ることではなく
踊っているというその事実
今この瞬間、踊っているということそのもの。


抗がん剤治療中、「みんな元気に働いてるのに何で自分はこんなことやってるんやろ」
って思いながら悔しくて泣いていた日々があった。
それでも、「こんな自分でも生きているということそのものに意味があるはず」
と思ってがんばって一日一日を過ごしていた。


踊るということも、生きるということもきっと同じだと思う。
間違えないように踊るのではない。
上手に踊るのではない。
器用に踊るのでもない。


間違えてもいいから踊る。
下手でもいいから踊る。
踊ることに意味がある。
ステージに上がることに意味がある。


見てる人は「ええ年してようやるわ」って思ってるかもしれんし
「あ、アイツ振り付け間違えよった」とか思てるかもしれへんけど
いいんです、踊ってる私は気分良く踊ってるから


踊ることそのものを楽しみたいし
生きることそのものを楽しみたい。
自分の枠組みを外して、もっと自由に人生の時を生きたい。




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